年末といえばイベントラッシュ。 前回の記事を書いた12/15以降もヤバいイベントがたくさんあり、行ったイベントについて記しておきたい。 まずは列挙。(1/1は年始だけど続いてた感じなので入れさせてもらう。)
- ★12/17 ハバナイ×NDG2マン@池袋ミュージックオルグ
- ★12/18 ベイビーレイズ虎虎壱番@日本武道館
- 12/19 predia@新宿タワレコ
- 12/20 LOVELETTERS企画@渋谷NoStyle
- 12/21 J☆Dee’Z@渋谷eggman
- 12/21 おはガールふわわ@AKIBAカルチャーズ劇場
- 12/23 ベイビーレイズ虎虎弐番@GARRET UDAGAWA
- 12/23 声優レアグルーヴ@渋谷OTO
- 12/24 NDG太郎の落語の会@ワルツ3
- ★12/25 柴サンタのアシパン史上最低のクリスマス大作戦@アシパン
- 12/26 うどん兄弟@秋葉原タワレコ
- 12/26 しみったれナイト@秋葉原オトトリズム
- ★12/27 武藤彩未@赤坂BLITZ
- ★12/28 せのしすたぁ東京初ワンマン”優勝”@下北沢SHELTER
- 12/28 アイドル三昧&サウンドクラッシュ@アシパン
- ★12/29 アイドルネッサンス@AKIBAカルチャーズ劇場
- ★12/29 苺猟@渋谷amate-raxi
- 12/30 Prism☆Box@吉祥寺SEATA
- 12/30 アシパン年納め超人オリンピック@アシパン
- ★1/1 PASSPO☆@東京ドームシティホール
心に残ったイベントは後述。主に★をつけたものについて取り上げるが、12/26の秋葉原オトトリズムでのしみったれナイトはとても良かった。普段かからないダウナー系の楽曲がガンガンかかるし、しみったれようと思って行っているので踊ることなくただ焼酎の水割りとおでんを食らって座りながらニコニコしているだけだったがメチャメチャ楽しかった。そういう楽しみ方をあまりしたことがなかったので新たな発見という感じである。
ハバナイ×NDG 2マン SCUM PARTY@南池袋ミュージックオルグHave a Nice Day!とNATURE DANGER GANGの2マン、と言いつつDJエイプリルさんがセッティングの時間フットワークでDJしてくれるという素晴らしいパーティー。ホントに良かった。ミュージックオルグは小さい箱でだいたい30人も入れば一杯になってしまうだろうか。そんなもんだからまず音が思い切りぶつかってくる。特にこの日はNDGのタクさんのサックス演奏がめちゃくちゃ良かった。勢いのあるサックスで、終演後、今日どうしたんですか?と聞いたらみんな色々やるから思い切り吹いてやった、とのことでやはりそういった日が見れるというのはライブに通う甲斐があるというもの。そして珍しくフロントメンバーのセキさんがドラム、シマダボーイも久しぶりに暴れるだけじゃなくてパーカッションをガッツリやっていてNDGの”音”方面を楽しませてもらった。またミュージックオルグはユキちゃんが初めて立ったステージということもあって、初登場のときと同じようにオムツ姿で出てきたのも素晴らしいものがあった。 NDGが終わるとエイプリルさんがフットワークをガッツリ流し始め、そこでセッティング中だった浅見さんと内藤さんもノリノリでダンスを始めた。この夜はここからだった。ノリノリの内藤さんは客と一緒にダンスバトルしようぜ、と言い始めこのへんから客と一緒にダンス!ダンス!ダンス!ライブが始まってもダンス!フォーエバーヤングでブチ上がってクラウドサーフしてもダンス!まさかのアンコールでも(浅見さんがやんわりアンコールを断り)その代わりにとダンス!ダンスバトル!ダンス!ダンス!ダンス! そんな感じの夜だった。僕らはハバナイやNDG,フジロッ久(仮)などのモッシュを「幸福な暴動」と呼ぶ。全員が全員、音楽に身を委ねるあまりの暴動だが、そこにバイオレンスな要素はない。そんな幸せなダンスがやはりそこにはあるのだ。
ベイビーレイズ伝説の雷舞!-虎虎壱番- ~とりあえず生!生!生!生!生で見てくれ武道館!~@日本武道館別途アイドルのライブレポートサイトに書くので(もう随分経ってしまって申し訳無さ)簡単に書くが、この日は最高の日だった。武道館という枷を夢a.k.a.呪いにし、目標に変え、それを達成するステージ、どう仕上げてくるのか。大人に勝手に設定された武道館のステージを、自分たちがやりたいことを叶えるステージにした日だった。念願だったポップアップでの登場も、火柱も、風船も、かわいい衣装も、全部、自分たちがいつかこんなことをやりたいね、と話していたことだった。大人は夢を叶えることで彼女たちに報いた日だった。そんな日を目の前にして、感動しないことがあるだろうか。最高でした。
柴サンタのアシパン史上最低のクリスマス大作戦@アシパンアシパンの非音楽系イベントの到達点と言ってもいい。生きてきて一番楽しいクリスマスだった。そもそもクリスマスは荷が重い。”クリスマスだから”という理由なき理由が独り身だろうと妻子持ちだろうと交際してようと人の心をかき乱してくるのだ。そんな中アシパンでは柴田が最高の催しをしていたということをとにかく伝えたい。ただこのイベントは厳重なNo Photo,No Tweet態勢がしかれており、詳しいことは何も言えないため、以下の文章は僕のパッションでお伝えする。 TTは発表されているので書いてみる。
- 19:30〜VJ(60分)
- 20:35〜SPライブ ベッド・イン(30分)
- 21:10〜柴サンタの!セックスチャンピオンは君だ!(45分)
- 22:00〜柴田家の食卓 オープニング(5分)
- 22:05〜ピアノ男の!愛の童貞脱出大作戦(10分)
- 22:15〜柴田家の食卓(45分)
- 23:00- END –
彩未ちゃんの2014年最後のライブ。今年の彩未ちゃんのワンマンは全て見れたと思う。リリースイベントのライブ系のものも含めなのでそれなりに。2014年の彩未ちゃんはDVDのタイトル通り、「進化」そして「変化」の一年だった。このライブの翌日、アシパンでアイドル三昧があり、30分トークの時間があったのでそこでも彩未ちゃんの進化の過程を語らせてもらったのだが、大きなイベントとして今年はメジャーデビューというものがあった。4/29のBIRTHでは練習の成果を100%出しきるいわゆる”完璧”なステージを見せてくれた。彩未ちゃんはいつもほぼ完璧なステージを見せてくれる。当然満足度は高いがライブに求めているものが完璧なものか、と言われると少し違うというのが本音だった。6/10、AYM Balladsでは彩未ちゃんのある意味ステージ上でできる(当時の)技量としての上限を提示したものだと思う。ピアノとパーカッションと自らの歌声のみというリアルに評価される、されてしまうステージで素晴らしい成果を残したからだ。 彩未ちゃんはその後SUMMER TRIAL TOUR「20262701」という名のライブハウスを4ヶ所回るツアーを夏に敢行するが、ステージ上で練習の成果を出しきれる彩未ちゃんがライブという現場で更なるものを出す練習の場だったと思う。西川口、横浜、下北沢と徐々に良くなっていき、そして渋谷クアトロで爆発した。真に”ライブ”なライブを披露した。それはAYAMIDIA(ライブ後に配布される彩未ちゃん手書きのメッセージ&セットリスト)に掲載されていない曲をやった際に起こるマジック。ライブってのは想定内(セットリスト通り)じゃない。ライブでしかなし得ないものがあるのだ。そしてそれをやり遂げた際の彩未ちゃんはとても楽しげだった。想定とは違うことをする楽しさや客との一体感を彩未ちゃんは掴みかけていた。 そして12/27のこの日、彩未ちゃんは”ライブ”をしにきてた。お客さんと一緒になってどう楽しむか、それを考えぬいたパフォーマンスだった。次回のアルバムに入ると思われる新曲もたくさん披露した。8月時点で彩未ちゃんは会場のみんなと楽しむためにPOPな曲調を好み始めているな、と感じていた。2月に出るアルバム名はPOPな曲を集めて『I POP』と名づけたという。この時点で武藤運営の信頼度が更にグッと上がった。それは武藤彩未プロジェクトが2013年に始動したとき、最初は彩未ちゃんの好きな80年代アイドル楽曲の復古と解釈のし直しというNEWTRO POP(古くて新しいポップサウンド)を軸として始め、それをメジャーまで持っていった。しかし2014のライブツアー・フェスへの参加を通して彩未ちゃんの気持ちがもっとライブとして盛り上げていきたい、そのためのポップソングだ、となってきていた。『I POP』というアルバムタイトルはその気持ちを汲んでPOPに傾けて作っていくという覚悟が表れているタイトルだからだ。I POPのIは私、IdentityのI、IDOLのIなど様々な意味があるという。 この日は新曲4曲披露し、中でもライブタイトルにもなっているOWARI WA HAJIMARIのギターを基調としたポップサウンドはものすごかった。アンコール(3曲)の1曲目に披露したときは客席は初めてだけども良いなーという感じでノッていた。そしてアンコールも終わり、ライブが終わり客電がつき、送り出しの曲としてOWARI WA HAJIMARIが使われていた。だがそこでその曲にみんな反応し、ノリノリになりながらダブルアンコールをした。するとチーム彩未(キーボードNishi-ken、ドラム楠瀬タクヤ、ギター真司、ボーカル武藤彩未)は再々度登場したのである。再び奏でられるOWARI WA HAJIMARIに客席はこの日一番の盛り上がりをし、それを煽るNishi-kenさんはキーボードの上に立とうとして倒れるなどのアクシデントもありながら、メチャメチャに盛り上がった。タクヤさんは本当に楽しそうにドラムを叩いていたし、このライブからの参加だった真司さんも笑顔だった。セットリストにないダブルアンコールを決めたボーカル武藤彩未は本当に楽しそうでもあったし、このチームを誇るような凛々しい表情でもあったし、何かをやり遂げた表情でもあったし、この日一番の盛り上がりをした客席に満足そうな顔でもあった。そこで僕はこれは武藤彩未のソロプロジェクトでありながらも本当に良いチームに恵まれて活動してきたし、今後もこのチームで活動して欲しいと心の底から思った。だから今こそこのチーム彩未をたくさんの人に見て欲しいと思っている。彼女たちの今のライブは本当に素晴らしいのでみんなで4/29の渋谷公会堂行きましょう。1900円だもん、行かない手はない。絶対最高のライブをするチームだよ
6000字を超えたので前後編で分けます… 後編はせのしすたぁの東京初ワンマン、アイドルネッサンス定期公演千秋楽、第十三回苺猟、PASSPO☆ツアーファイナルでお送りします。