2014年の良かったライブを振り返る


正確には記事執筆の12/15までになるけどなかなか振り返るということをしないので今年はやってみたい。 今年も良いライブに恵まれ、楽しめた一年であった。
行った現場を数えるのも大変なので相当数(100以上は)あると思うけどその中でも今思い返して楽しかったな~・良かったな~ってものをとりあえず列挙してみる。

良かったライブ

  • 1/12 せのしすたぁ初ワンマン@仙台 BIRDLAND
  • 2/22 Prism☆Boxリアルハッピースターレストラン@JOL原宿
  • 3/30 Prizmmy☆ayami卒業@教会広場
  • 4/15 私立恵比寿中学@日本武道館
  • 4/29 武藤彩未@渋谷O-East
  • 5/4 Prizmmy☆@プリズムストーン原宿
  • ★6/10 武藤彩未アコースティックライブ@Duo Music Exchange
  • 6/21 ベイビーレイズ@ラクーア&東武屋上
  • 7/3 ベイビーレイズ アルバムリリイベ@新宿LOFT
  • ★7/5 せのしすたぁ イエポ!!!@アシパン
  • 7/13 ベイビーレイズ@日比谷野外大音楽堂
  • 7/25 Prism☆Box定演@AKIBAカルチャーズ劇場
  • 7/27 武藤彩未@下北沢GARDEN
  • 8/1 武藤彩未@渋谷クアトロ
  • 8/2-3 TIF2014
  • 8/23 STEP ONE SHOW CASE 2014@仙台Rensa
  • 8/25 フォーエバーフリー@新宿LOFT
  • 8/29 Prism☆Box定演@AKIBAカルチャーズ劇場
  • ★9/2 SCUM DISCO!!!@下北沢SHELTER
  • 9/12 Shiggy Jr. ディスコの神様@代官山UNIT
  • 9/15 ぐるぐる回る@埼玉スタジアム2002
  • 9/20 ベイビーレイズ@東京キネマ倶楽部(外部リンクあり)
  • 9/21 J☆Dee’z@大宮アルシェ
  • 9/23 Prizmmy☆@ららぽーと豊洲
  • 9/28 Nature Danger Gang@渋谷O-nest
  • ★10/24 V.V.POPS@下北沢GARDEN
  • 10/30 tofubeatsアルバムリリパ@代官山UNIT
  • 11/1 Prism☆Box初ワンマン@吉祥寺CLUB SEATA
  • ★11/3 私立恵比寿中学@横浜アリーナ
  • ★11/11 清竜人ハーレム♡フェスタVol.2@渋谷O-East
  • ★11/13 ハイテンション×スカム×メイクラブ@新宿LOFT
  • 11/14 武藤彩未@渋谷タワレコCUTUP STUDIO
  • 11/15 清竜人25@渋谷・新宿タワレコ
  • 11/20 Pop’n アイドル@恵比寿LIQUIDROOM
  • 11/23 ベイビーレイズ@イオンモール木更津
  • 11/24 アイドルネッサンス@AKIBAカルチャーズ劇場
  • 11/29 ベイビーレイズ@サンシャイン噴水広場
  • 12/4 Negicco『光のシュプール』インストア@新宿タワレコ屋上
  • 12/15 フォーエバーフリー@新宿LOFT

見返してみると自分が良かった、と思うライブはかなり個人的なテンションも影響している(特にリリイベ系)のだが、「良かった打率」的なものは高い方だと思う。4割以上は行ってまず間違いなく楽しかった!となっている。接触を重視していないため基本的にはイベントそれ自体のクオリティ・ボリューム、自分のテンション・満足度などから「良かった」は導かれている、と思う。

この中でも特に★を付けたものに関しては少しコメントを。

6/10 武藤彩未アコースティックライブ@Duo Music Exchange
彩未ちゃんに関しては今年も去年に引き続き追いかけに追いかけた。ありがたいことにソロの有料ライブは全て居合わせることができた。そんな今年の中でもこのアコースティックライブはなんと素晴らしいことだったろう。そもそもこのサイトもこのライブがあまりにも良すぎたからこそ存在する。それぐらいの衝撃だった。
この日、彩未ちゃんがさくら学院で過ごした大切な仲間を想い、歌った「FRIENDS~アコースティックver.~」によって涙腺のパッキンが壊れるという事態に見舞われ、その歌声・情感・会場の雰囲気、全てが最高のものだった。既存曲のアコースティックアレンジも本当に気が利いた作りになっており、本間さんは実に信頼できるな、と改めて感じられた日でもあった。

7/5 せのしすたぁinイエポ!!!@アシパン
渋谷Acid Panda Cafeで隔月で行われているJ-POPパーティー、イエローポップ!!!(通称イエポ!!!)は私、妹尾ころりが愛してやまないパーティーである。レギュラーDJのフクタケさん、浮き輪さん、犬重さん、デビルスコーピオンと気骨があり、間違いない選曲を繰り出すDJに加え、ゲストライブとして福井のアイドル、せのしすたぁを招聘したものだった。
せのしすたぁには個人的にたくさんの思い入れがあり、5/25のイエポ!!!で次回のゲストがせのしすたぁであると聞いたときにぼくは膝から崩れ落ちてしまった。せのしすたぁはフロアライブ対応が完璧なアイドルとしても知られており、クラブ空間でのライブに定評がある。そしてこの日は新生せのしすたぁを初めてみる日だった。メンバーの脱退・新メンバー加入、そこからどのような思いで活動していったのか。それをWeb媒体でしか知ることができなかった。そんなせのしすたぁの舞台が大好きなパーティーで見れる。高揚感もあった。いざせのしすたぁのライブが始まるとアシパンにあふれる人の熱気でまるで風呂のように蒸すフロア。その中で歌い踊るメンバー。そしてライブも後半、NOW!という曲に差し掛かる。詳しくはまおさんのブログを参照いただきたいが、ここで曲フリをやらせてもらい、色々な想いを晴らすことができた。感謝しかないし、とても素晴らしい日だった。

9/2 SCUM DISCO!!!@下北沢SHELTER
メンツはNature Danger Gang(NDG),Have a Nice Day!(ハバナイ),せのしすたぁ,younGSoundsといった気骨のあるSCUM PARKの面々とレスザンからヤンサン、そしてヤンサンのモリカワさんがフロアライブでのブチ上がりの実績を買ってせのしすたぁが出演することになった。その名もSCUM DISCO!!!。そして場所が新宿LOFTの系列下北沢SHELTERという恰好のパーティー空間だ。この日、自称 #パーティークソ野郎界隈 こと俺たちにとってNDGとハバナイ、そしてせのしすたぁの共演という夢の様な空間だった。今年最も多くのライブを行ったであろうNDGが先鋒としてフロアを完全にブチ上げ、今では定番となった「え?腋?クンクンクン」のバースでお馴染みの曲も新曲披露として行われたし、そこに組み込まれ今では封印されたMMEEGG!!さんのBeat it!も初披露だった。そして今一番カッコイイバンドことハバナイ。今年はとにかくハバナイが最高だった。ハバナイがトリで出たイベントにクソイベなどなかったのではなかろうか。それだけの魅力あるバンドであり、とにかく内藤さんと浅見さんのロマンティシズムあふれるかっこよさ。狂乱するフロア。2014年のパーティーライブシーンも昨年に引き続き完全にハバナイが掌握したと言っていいはずだ。ゾンビパーティーは踊り続けるし、フォーエバーヤングでは涙を流しながらモッシュで身体をぶつけ、もう最後はみんな無茶苦茶な笑顔でただただ笑っている。ハバナイのライブにはそんな魅力があふれている。そしてせのしすたぁ。せのしすたぁはアイドルであるが、アイドルと名乗っているだけだ。その実力はまおさんのフロア掌握能力の高さに起因し、アウェーやパーティー空間でこそ発揮される。生粋のパーリーピーポーであるNDGやハバナイのメンバーがせののライブを見てこれはすごい、となっていたことで俺たちは最高の気持ちだった。細かくの割愛するがアイドルと名乗る少女たちがパーティーの現場でパーリーピーポーを扇動し、一つの空間を作り上げた記念すべき日であった。ヤンサンは言うまでもないが最後にせのとのコラボがあり、モリカワさんの粋な計らいに胸が熱くなるなど、この日は終始感動しきりで、この日のチェキは自分の中でも宝物だ。

10/24 V.V.POPS@下北沢GARDEN
単純なライブショーケースとして今年一番良かった。何か一組を目的としているわけではなく、全組が全組ともしっかりと高いレベルで拮抗し、#良さ を放つというショーケースに出会える機会というのは年に何回もない。大抵その中の何組かが良く、記憶に残らないようなグループもあるのが常だ。でもこのVillage Vanguard下北沢店PRESENTSのこのイベントは本当に全組最高だった。Shiggy Jr./南波志帆/Neggico/Dorothy little Happyの4マン。この4組、今後は見れないような組み合わせだ。この丁度一週間前、シギジュニ遠征のように名古屋に行っており、2日連続でシギジュニを見たりしており、その影響もあってどうしても足を運びたくなり、チケットを取った。シギジュニはこの日、アウェーということもあってオリジナル曲の前にカバー楽曲をしたのだが、それが本当に素晴らしかった。

オリジナル曲を聴きまくりたいと思っていたのだが、最初のLA・LA・LA LOVE SONGの前奏段階で完全に最高のやつだと確信、そこからは最高の曲の連続で林檎・ORIGINAL LOVE・岡村ちゃんと全ての前奏で最高かよ!と叫んだ気がする。オリジナル曲になってからも最高は続いていた。そして南波志帆も圧巻の歌声と歌唱力、そしてトーク力(笑)、一流だなーと感じさせられた。綺麗な声で歌がうまい美人がめっちゃ面白いという最高のエンタメ。そんなジョーカー感のある南波志帆は年に何回かは積極的に見に行きたい存在。そしてNegicco。この日のセトリはめちゃめちゃ攻めたセトリで、ほぼMCなしで時間いっぱいただただ連続で曲をやり続ける鬼のセトリ。以下な感じ。 かっこいい。振り切ったアイドルのかっこよさほど見ていて気持ちいいものはない。 そしてトリを飾ったのはドロシーで、今年一年を通して年始に出た『Starting Over』というアルバムには感謝しかない。そこには年間を通してセトリを彩った「恋は走りだした」も「ストーリー」も、そして「Starting Over」も入っているからだ。そしてこの日はそれらの曲をふんだんに披露し、仙台の覇権ここにあり、といった風格と熱い東京のファンに見守られた王者ドロシーの姿を見ることができた。
そういったこともあり、この日は素晴らしく良いライブ、ショーケースとしての完成度、どれをとっても完璧なライブだった。

11/3 私立恵比寿中学@横浜アリーナ
エビ中。僕のドルヲタ人生において初めて握手をし、初めて複数枚購入を行ったアイドル。つまり始まりのアイドルだ。特に杏野なつさんは僕にとって特別な存在だった。4月の武道館、もちろん素晴らしかった。4/20の最後の個別握手会も行った。しかしそこからエビ中現場には行けなかった。なっちゃんのいないエビ中。それをこの目で確認できるだろうか。最高に楽しいエビ中のライブを僕の個人の想いで悲しいものにしたくない。そんなことを半年ほど思っていた。
しかし1月加入の歌穂・莉子が僕の気持ちをポジティブなものに変えてくれた。エビ中グローバル化計画における活躍、そしてブログの感じ、二人共ちゃんと”エビ中”だった。自分の好きなエビ中の血がこの二人にはしっかりと流れていた。だからこそ横浜アリーナは行かねばならないと思い、ファンクラブ枠にてチケットを取った。幸いとてもいい席だった。ライブが始まるとまるで夢の様な時間だった。8人のエビ中は、僕が大好きだった9人のエビ中となんら遜色ない楽しさと輝きを放っていた。それが確認できたというだけで、今年の良かったライブにランクインする、そういうレベルのライブだった。エビ中のエビ中らしさはその個性を殺さず、活かし、その上でステージも、歌も構成していくという点に尽きる。それを最もうまくやれているグループだからこそ、僕はいつまでもエビ中が好きだし、今後も見に行き続けたいと思う。

11/11 清竜人ハーレム♡フェスタVol.2@渋谷O-East
前述11/3のエビ中@横浜アリーナで第四夫人の清美咲さんが登場し、彼女に導かれるように清竜人25を見に行かなくてはと思い急遽ハーレムフェスタのチケットを抑えたのが始まり。11/2の岡村ちゃんとの対バンの様子も信頼できるヲタクたちから聞いていたこともあって、確実に行かなくてはならない、という気持ちになっていた。当日、ハーレム囲みチェキも早々に完売し、残念であったがモチベーションは高かった。ハーレムのお相手たち(対バン相手)は虹のコンキスタドール、乙女新党、Cheeky Paradeだった。どの組も良かったが、最後に清竜人25が出てきて全てを奪い去った。
まずは今まで見たステージ上で繰り広げられていることの中で圧倒的な楽しさ。確実に群を抜いている。そして楽曲の完成度の高さ。ステージ上ではミュージカルのように竜人くんと6人の夫人が歌い踊る。アイドルはヲタがいて完成するタイプの現場といなくてもエンタメとして成立するタイプがあるが、清竜人25は後者でかつその完成度が異常に高いのだ。とにかく見ているだけで楽しい。そして誰もが竜人くんに恋に落ちる。圧巻のステージを見せられたこの夜、俺たちはいつまでも竜人くんがかっこいい、最高としか口から出てこなかった。2月のハーレムフェスタも実に楽しみである。

11/13 ハイテンション・スカム・メイクラブ オモチレコード・バースデイ・バッシュ!@新宿LOFT
その名のとおりオモチレコードの代表である望月さんとハバナイ、さわちゃん(シンセ)の誕生日のための企画。メンツはHave a Nice Day!、NATURE DANGER GANG、Fat Fox Fanclub、ゲスバンド、狂気、ちくわテイスティング協会、おやすみホログラム。FFFは到着時間の関係で少ししか見れなかったがNDGの太郎さんの落語から見ることができた。新宿LOFTはライブハウスとして今年最も通った(といっても12回)かもしれない。それもForever freeとSCUM PARKのおかげである。
ライブ主体ながらもオモチレコードのライブはパーティーという他ないほどのフロアの狂乱がそこにはある。僕が思うパーティーは演者だけではなく、フロアも含め全員でつくり上げるものだ。SCUM PARKのそれはDJイベントの狂乱に似ていながらも、ライブは生感、ステージの上でのパフォーマンス次第でフロアの狂乱は勢いを増す。そしてこの日はすごかった。
NDGの45分間、ライブから望月さん・さわちゃんへのプレゼントBOX(野村さん入り)まで用意していた。NDGのやりたい放題感が本当にめちゃめちゃ好きで。特にぼく脳さんがやりたい放題やってるときの僕のアガり方はハンパない。お相撲さんみたいに張り手をメチャメチャしながらフロアに突っ込んでくるのとかを見てるのが好き過ぎるし、麺をライブ中に食うのもズルい。とにかくNDGには日常を吹っ飛ばすハレの空間をつくり上げる力が全員に宿っている。どこを切り取っても異常。意味なんて無い楽しさ。それが全部詰まってる。この日初めて見た狂気は衝撃的だった。ギターボーカルとドラムの2人体制。まるで無限放送みたいだ。そして「ババア」「おれ別にバイトだし」が本当に良く、メチャメチャブチ上がってしまった。 野村さんと太郎さん(from NDG)のDJがいい意味でとてもボンクラで、特撮ソングをなんの衒いもなくかけており、まるでアシパンのようだ!と思いこれまたブチ上がった。
ゲスバンドもちくわも間違いなく、とにかくハチャメチャパーティー状態。ちくわが終わってからは誕生日ということもあって出番前の浅見さんが泡スプレーをフロアで噴きかけて楽しんでいてとても良かった。
そしてトリはハバナイ。ハバナイがトリのパーティーは最高だと声を大にして言い続けたい。フォーエバーヤングで終えられたその日の多幸感たるや…。ハバナイのライブは浅見さんの一言から始まる。それは他愛のない一言であったりもするがやはりその日をレペゼンした一言だ。そこからいつものように幸福な狂乱によってフロアがぶつかり合う。こんな幸せな空間があるか。フロアは確かに暴れまわっている。ぶつかり合うんだ、当然痛い。けれどもそんなことは構わないくらいにただただ幸せな空間だ。それも全てハバナイがメチャメチャかっこいい、いや、かっこいいというのはロマンスに溢れているということだ。浅見さんの確かな人間力、内藤さんの歌声とモッシュとダンス。フロアは笑顔で溢れてる。

はーいはい 私の心のスネアを キックして キックしてよ ロッケンロッケンロケンロール
はーいはい 私の心のハイハットを キックして キックしてよ ロッケンロッケンロケンロール
危険なエスコートであの娘を連れ出す ディスコナイト ディスコナイト ディスコナイト ディスコナイト

みんな口々にフォーエバーヤングフォーエバーヤングフォーエバーヤングと叫ぶ。今年一番口にした単語だろう。僕はこのパーティーを永遠に続けたい。フォーエバーヤング。

次の記事で良かったDJ(イベント)パーティーも。