アイドルの歌詞考察


歌詞は思いを馳せる。歌詞は歌い手を映す。歌詞は祈りだ。メロディにのせて決められた詞を諳んじることの尊さを僕らは知っている。ならば詞を深く考える時間が必要だ。 作詞、特にアイドルの場合はいかに物語を汲みとったか。タイアップの場合はタイアップコンテンツをいかに見せるか?汲みとったかを評価の軸にしていく。 しかし共に重要視されるのは「その子」が歌う意味であり、意味のない作詞をする人は論外である。 “良い歌詞”はある。が、その子が歌うから”意味ある歌詞”になるほうが作詞家の本懐を遂げているのではないかと考える。つまりテクスト論は捨てろ!裏のある意味を汲みまくれ!バックグラウンドからしか意味は生まれない。それがアイドルの歌詞だ。 テクストから遠く離れて/加藤 典洋 このポストテクスト論に依拠して歌詞を読み解いていきたい。