出演:おやすみホログラム
2015年9月22日、おやすみホログラムは新宿LOFTでワンマンライブを行い、無事チケットをソールドアウト、満員の中、過去最高とも言えるライブを行った。ちゃんとしたおやすみホログラムのファンの方は越田さんのブログにお任せするとして、僕はハバナイとのコラボ新規ということで書いてみたい。
おやすみホログラムについて
少しだけ自分語りをさせてもらうと、Have a Nice Day!(ハバナイ)ファンを自称する僕にとって、おやすみホログラムとの出会いは決していいものではなかった。 初めておやすみホログラムを見たのは2014.11.13のオモチレコード・B・B@新宿LOFTの日で、ハッキリ言って福山タクさんが無理やり引き入れたような感じ、フロアの様子も元研究員がはしゃいでいるだけ(つまりは元研究員の遊び場)のようにしか思えず、凡百の地下アイドルのそれ以上の感情はなかった。 その頃どうやらメンバーの八月ちゃんがハバナイを好きだと盛んにツイッターに書き込んでおり、ハバナイ系のキーワードでツイッターを検索している自分にとってはそこで初めてメンバーを認識、前回のライブのときに好きになってくれたのかなあ程度のものであった。 時は過ぎ次におやすみホログラムに邂逅したのは2015.1.30の高崎@Woalであった。どうやらおやすみホログラムとの曲を作ったらしい、それを初めて高崎でやるらしい。そんな不確定な情報であったものの、これは行かないと後悔すると思い、渋谷で高崎行きの終電(高崎着が25時半過ぎ)に飛び乗った。 高崎ではハバナイ→おやすみホログラムの順番で、その間にエメラルドを披露した。この日、ハバナイのアクトもハッキリ言ってあまり良くなかった。だからこその内藤さんの「足りねーよ」なんだが、アップされている動画だとあまり理解できないよね。そしてエメラルドも最初全くピンとこなかった。なぜって浅見さんのあの動きが2人がいるせいで見られないし、内藤さんは何故か参加してないし、何よりおやホロの2人のステージングがあまりに拙かったからだ。 11月に見た時はどうでもいい凡百の地下アイドルのそれとしか思っていなかったからどうでもよかったが、この日は別である。だってハバナイと組んでやろうというヤツらがこんなもんでは正直話にならないと思ったからだ。だからこの日は怒りが先に沸いてきた。そしてすぐに呆れた。何やってんだよ、と。
ハバナイ×おやホロの曲、初公開ですげぇかっこよかったけどあることが原因でちょいとノリ切れなかったからもう一回聴きたい
— 妹尾ころり (@korori_seno) 2015, 1月 30
おやホロのライブ終わり、すぐに外に出て1人でビールと餃子を食らった。やってられなかった。マジか。これが続いていくのかと。しかし2月以降、その想いは少しずつ変化していくことになる。
そこからはとにかくエメラルドという曲の正体を確かめたくて、おやすみホログラムとハバナイの対バンは全て行った。そうしていく内に、おやすみホログラムの魅力に引きこまれていった。
2015.9.22ワンマンライブについて
ハバナイありきで見ていたおやすみホログラムも、いつしか節目には自ら赴くようになった。 そしてこの日は(本当に勝手だが)まるで我が子の発表会のようであり、ドキドキしていた。5.4のSCUM PARTY前夜のような、8.22XXXTCのときの高揚のような。そんな感じだ。 オケ→アコースティック→アコースティック・バンド→バンドという形でそれぞれの魅力を引き出しながらのライブとなった。オケはいつもどおりというか、最初からフロアの中枢ではモッシュ・サーフし放題。狂騒の中で輝く2人は実に堂々としていたように思う。(クラウドサーフしたときしか見ていないけど)
セットリスト ■オケそしてアコースティックに関しては最初のmy cut(maison book girlカバー)から本当に聴かせるイイキョク揃いでとにかく2人の歌声に聞き入った。おやすみホログラムの2人は改めて歌声がイイ。そして上手い。もちろんもっと上手い連中や歌手はたくさんいるが、凡百の表現者のそれよりも遥かにレベルが高い。モッシュやクラウドサーフ・野次・その他厄介芸ばかり(通称:汚い現場)のときよりもこういったとにかく聴き入っていられる現場があり、かつそれだけの実力を有していることはおやすみホログラムの強みであると思う。machine songや揺れた・誰かの庭など本当に素晴らしい楽曲を披露してくれた。この時点で一つの感想をつぶやいている。note forever young tab song ■アコースティック(小川P)エメラルド my cut(Maison book girlカバー) 夜、走る人。 ■アコースティックバンド 小川P、よしじまさん、タカスギさん、水谷さん揺れた Plan Machine Song note 誰かの庭 Drifter ■バンド 小川P、ピロさん、福山さん、じゅねさん、上野翔さん(enのみハシダさん)note Machine Song Last Song (with ハハノシキュウ) Before Drifter 誰かの庭 (en) Plan
おやすみホログラムがあまりに素晴らしくて涙が出てきました。クソみたいだった子たちがあり得ないぐらい成長してLOFTソールドアウトですよ、、、まだこれからバンドセットあるけど感無量すぎる
— 妹尾ころり (@korori_seno) 2015, 9月 22
そして最後のバンドセット。あまりの楽しさと幸福さと狂騒にほぼ記憶にないが本編ラストの誰かの庭(バンドセット)の際、なぜかフロア中ほどで肩を組んで合唱した記憶がある。ハバナイのロックンロールの恋人というコーラスに八月ちゃんを迎えた名曲があるのだが、そのときも合唱してしまう。まるでそんな高揚を覚えた。
アンコールでの最後の一曲はPlan。その前に花束の贈呈があり、八月ちゃんが感極まり泣き出す。姿は見えない場所だったが声にのる情感に心打たれてしまった。終演後、僕はモロちゃんに擦り寄って何かこの1月からのことを思い出すように、そして今日素晴らしいステージングをし、更にはLOFTを満員で迎えたことを祝って、少し、泣いた。
初めてのワンマンライブというのはどうしても一つの何かを乗り越えた感じが出てしまいがちだけれど。そういうことではなくて。ただただ楽しい、そして今までやってきたことをきちっと出し切れた、そんなライブだった。そして結果それが如何に素晴らしいことか、ということを再度認識できた、そんな感じだ。以上、おやすみホログラムへの愛&憎。素晴らしい現場であると思っているので、今後とも何卒m(__)m
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